海外の一流ホテルは、圧倒されるような重厚感と高級感に満ちた洗練された空間作りがなされています。
高級なアメニティはゴージャスで贅沢な気分を味わいます。特別な空間で、特別な存在として厚遇されることには喜びや優越感を感じますが、同時に多少の緊張感を伴うこともあるのではないでしょうか。
それに対して、日本の老舗旅館などのおもてなしは少し趣が違います。部屋には季節の花がさり気なく添えられ、テーブルには菓子とお茶。すべてが奇麗に設えられています。きちんとたたまれた浴衣に着替えたら、静謐で、ゆっくりと流れる時間を楽しみます。そこにはゴージャスとか華美な感覚はありませんが、シンプルで過不足のない心遣いに、訪れる人は日ごろの喧騒を忘れて、ゆっくりとリラックスすることができるのです。
こうした日本のおもてなしの心を大切にするのが、私たちのスタイルです。
エントランスでのお出迎えは、大切なゲストを自宅にお招きした時のように。心を込めておもてなし（パーソナルサービス）をするために、カウンター越しで応対する受付は、あえて設けませんでした。
そして、私たちを選んで頂いたこと、お越し頂いたことに感謝し、室内を整えてウェルカムドリンクをご用意しております。
お出しする器は、すべてが作家による手作りのもの。新進気鋭の陶芸家青木良太さんや、ウィーンのロイヤルマイスターであるロブマイヤーなど、大量生産品ではない美しい器をぜひお手に取ってみてください。少し歪んだ形の中に、温もりを感じて頂けるはずです。
クリニックは全部で3つ。
完全にプライバシーが保たれた空間は、少しずつデザインに変化が加えられていますから、お越し頂く度に新鮮な雰囲気を感じて頂けるはずです。
患者さま個別のルームシューズや上質なカシミアで織り上げられたブランケット、そしてお気に入りの音楽を聴きながら、最後まで心地よく、安心して受療ください。
ドレッシングルームには人気のアメニティもご用意しています。そしてお帰り前のホッとするひとときには、お好みのお飲み物などお申し付けください。
ごゆっくりおくつろぎ頂いた後は、専属のスマイル・ホスピタリティが階下までお見送り。
「次のアポイントが待ちどおしい」そんなお気持ちで通って頂くのが、私たちにとって何よりの喜びです。
